靭帯。難易度MAX

どうもです。
耳の穴(外耳道)が「への字」型をしている事で、外部からの物理的損傷に対して内部を護っているというのを知ってひどく感心したのを憶えているインチョです。


本日のブログは、洋書の訳本からの
抜粋です。

医歯薬出版
「膝の痛みと機能障害」

Rene Cailliet 著
荻島 秀男 訳

初版1971年

相当古いですが、その内容の緻密さに
現在でも愛読される素晴らしい本です。

私もこの本でお勉強し、診察や治療に於いてその根底を支えるモノの一つとなっています。

ここに抜粋を載せる理由は

1.未だに理解が及ばず、誰かにきっちり解説して欲しい。

2.意味不明感を共有して笑いたい。

という事なのでご理解の程宜しくお願いします。

40年以上前の本なので、今読み返すと「?」の部分があるのは否めませんが、身体の情報という点で変わらず存在する事実がありますね。


以下抜粋。

靭帯
膝関節の骨の形態は、関節の安定性または関節本来の健全性を保つ事には殆ど貢献しない。半月板の侵入が静的な安定性を障害するが動的要素には影響を及ぼさない。筋群が関節に動きを与えるが、関節の安定性に関しては何も加えていない。関節包は豊富で基本的には栄養としての滑膜液を含む様に働いているが、関節包は殆ど関節の安定性に関与しない。膝の靭帯のみが静的及び動的関節に対して安定性を与える。

靭帯は結合組織の一種であり、かなり研究されている。靭帯は構造と機能で腱と似ているが、相違点は靭帯における構成要素のコラーゲン線維が腱よりも不規則の配列である事である。

脚注
「それぞれのコラーゲン線維は化学的に結合したアミノ酸の三重ラセン状鎖である。生理的な長さに伸び、伸長力を解放すると再び巻き込んでしまう。コラーゲン繊維が生理的な長さ以上に伸ばされるとアミノ酸の鎖が切れて、線維は元の安静時の長さには戻らない。腱はコラーゲン線維に平行に通る束で出来ている。関節包ではコラーゲン線維が交差してお互いに重なり合っている。」

また靭帯はコラーゲン線維内により多くのエラスチン線維を含んでいる。例えば前十字靭帯は第1型コラーゲンの多くの束で構成されている。繊維は平行ではないが、線維の長軸は縦に近接している。全ての靭帯におけるように、顕微鏡的には間質にコラーゲン線維が波状の起伏模様を形成し、負荷をかけるとゆっくりと伸びる。

腱は粗大構成では似ている。しかし細胞要素が大きく、代謝の上ではより活動的であり、少ない第3型コラーゲン線維及び多くの交差結合を含んでいる。それらの構成により腱は容易に修復できるし、靭帯よりも回復が良い。腱はしばしば損傷を受けた靭帯の外科的置換に使用される。

靭帯の骨性付着がまた通常の使用、外傷や修復などに役割を果たしている。

靭帯は骨への付着部で固有の配列をとっている。それらはより平行な領域(第1帯)より線維軟骨領域(第2帯)へ出て、さらにミネラルを含んだ線維軟骨領域(第3帯)に出て、それから骨(第4帯)へと付着する。これら付着の遠位端が靭帯付着部の「硬さ」を変化させ、何故靭帯が切れるのが稀で骨の剥離が良く起こるのかを示す事になる。

靭帯の血液供給は胎児や新生児期に存在するが、成人では複雑に入り組み無血管状の靭帯が生じる。靭帯は栄養補給を骨の付着に求めるのでは無く、全部を滑膜鞘の血管支配に依存している。

膝の靭帯は神経線維を脛骨神経の隣接の枝より受けている:線維は血管運動神経線維(交感神経)として作用する。


以上。「靭帯」の項目。


難易度マーックス!!!


解ったよーなー

解らんよーなー


(笑)

よーく理解が出来たヒトがいらっしゃいましたら

是非是非、講義をお願いします。



簡単に言えば

身体を構成する各部に於いて
特有の構造と機能を持つ事から

その発達や役割り
損傷の受け易さから回復の差に至るまで

随分と違った傾向を示す。

という事ですね。

足首の捻挫と言えば
外くるぶし周りの怪我を

肩の脱臼と言えば
関節が前に外れた状態を想像します。

他のタイプでもそれぞれ
捻挫、脱臼と呼ぶのにね。


構造上、損傷を受け易い場所(部分)が概ね決まっているんですね。

スポーツ選手を始め、一般の方に於いても
ちょっとくらいは

身体の弱点

というのを知っても損はないと思います。



追伸

マニア受けのするブログになってしまいました。

本の抜粋って
やってよかったのかな。

普段、こんな事ばっかり
考えているインチョなのでした。



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by real-incho | 2011-09-06 11:20 | 身体の話