2012年 04月 28日
肩の安全
結構たくさんいる「肩関節」を傷めた
患者さん。
今回は「肩関節」について
視点を変えてお届けです。
いきなり本題(笑)
スポーツの種類による肩のトラブルの
傾向は
1.野球
2.バレーボール
3.バスケットボール
4.テニス
5.ゴルフ
6.陸上競技
7.柔道
8.水球
9.ハンドボール
10.卓球
…
の順番で多いとの記載があります。
中でも野球は群を抜いていて
2位のバレーボールと3倍の差があります。
一般では
「何が」ということはなく
模様替えや掃除、子供とのお遊び
もちろん仕事など
日常のあらゆる動作や、経年的変化によってトラブルに見舞われてしまいますね。
肩の関節がトラブルに遭遇し易く、治りにくい原因として
1.突出した部位である
2.可動範囲が特に広い
3.血管の分布が乏しい
という事が考えられます。
ちょっとだけ解説
【1.突出した部位である。】
寝転がっても転倒しても衝撃を受け易い場所にあるという意味です。
転倒時は、ついた手や肘からの間接的な衝撃も受け易いですね。
【2.可動範囲が特に広い。】
人間の身体の中でも最も可動範囲が広い関節です。
それだけ骨による安定性が少なく、
靭帯や筋肉に依存しているという事。
動きの分だけそれらが必要になるわけで
非常に緻密で繊細な構造になっている事が想像できますね。
【3.血管の分布が乏しい。】
2に伴い、肩の可動範囲を高める為には
関節の周りに多くのものがあってはいけません。
ボディビルダーが「気をつけ」をした時に
脇が開いてしまうように、筋肉だろうが血管だろうが、たくさんあると動きの邪魔になるんですね。
そんなわけで、肩関節の周りには血管の数が少なめになっています。
肩関節を管理しようとした時
安全な動作とそうでない動作、一部構造の消耗や劣化、各組織の位置やバランス、トラブル後の治療、管理の方法など、考える事はたくさんです。
ご自身で管理するにしても
ちょっとだけ知識を増やしてみると
全然違うものだと思いますよ。
世間ではゴールデンウイークに突入しました。
気候も良くなり身体を動かす機会も増えてきますね。
普段とは違う作業も混じり
身体を壊してしまう事のないように
楽しく過ごしたいものです。
追伸
文章の内容と表現方法について
「難しい」
「何を言っているのかわからない」
とのご指摘を多数頂きまして
自分なりに
やんわり書いてみたつもりですが…。
どうですかね?(笑)
文章が上手になる「ツボ」
ないかなぁ(笑)
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by real-incho
| 2012-04-28 10:23
| 身体の話