膝痛(という書き出し)

「膝が痛い」と言ってもいろいろあるものです。

特定の動作によって傷める怪我だけでなく軽微な負担の繰り返しによるものや、加齢、感染症、内科的疾患、先天性の異常によるものなどその原因はたくさんあります。

運動器系の疾患を主に取り扱う私としては、まず医師による診断(及び治療)が必要かどうかを調べます。
症状(疾患)によってはレントゲン、MRI等画像診断や血液検査が必要で病名を確定させる必要があるし投薬や手術の方が治る為に優先すべきということがあり、わざわざ患者さんに遠回りしてもらう必要はないからです。

これらを除外(クリア)してもまだまだはっきりしない症状というのはあるもので、コレといった治療が定まらず困る方が後を断ちません。

その背景には画像診断や血液検査の結果でわかる部分だけを拠り所にしてしまう事や、手間がかけられない、リハビリ等の管理の必要性に対する理解が得られにくいという問題があったりするんですね。
保険医療が定着した事で治療費の一部を第三者が補填する仕組みから、どうしても客観的な評価というのが重視され画像やデータがそのポイントになる事と、診断された疾患に対して保険の利く範囲で治療しなければならないという縛りが、患者の訴えとの間に生まれる距離感を作っています。

医学的な知識はやはり医者が一番高いと私は思っていて、こういった事で悩む医師の話しもたまに聞こえてきます。だからお金と時間の問題がクリアされたならもっともっと治る患者さんは増えるはずなんですよね。しかし実際には様々な問題があってそれは満たされない状況です。整形外科に勤務していた時もそう感じていました。

独立の許された資格を得た事で私は「その部分を補填」したいと考えています。

「医者に治せない⚪︎⚪︎を治します」とか言うコメディカルの輩とか「鍼灸師なんて所詮…」とか言う医師とか足を引っ張り合う話しも多いですが「患者を治したい」という共通の目的があってそれぞれに得手不得手があるのなら補い合えばよいのではと思うんですよね。

昨今では定められた過程を経ず「医療」と誤解されるような職種がわんさか出てきています。全てとは言いませんが私の見ている範囲では随分偏った見解で物事を仰っているように感じています。
一般の方々にはその区別がつかないわけで私としてはモラルと法整備の必要性を常に感じていますが、そんなことを思いつつ年月だけが虚しく流れている状況で結果的には「せめて私に関わる患者さんには正しい理解を」と細々活動するに留まっています。



偉そうな事を言っても全ての患者さんが治るわけではないしできることしかできないわけですから、せめて精一杯やれればと思う毎日です。


あ、膝痛の話しを書こうと思って始めたのをすっかり忘れていましたね。


ま、いっか。







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by real-incho | 2015-03-31 11:37 | 徒然